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パンツァー・ユニフォーム -第2次大戦ドイツ機甲部隊の軍装- [軍装/勲章]

ど~も。ヴィトゲンシュタインです。

マイケル・H. プルット著の「パンツァー・ユニフォーム」を読破しました。

ドイツ戦車兵の黒の戦闘服というのは、世界中にファンが多いと思いますが
ヴィトゲンシュタインもご多分に漏れず、そのうちの一人です。
本書はややお高いですが、以前に1300円で古書を購入・・。
380点に及ぶらしい写真も含め、週末に家でジックリと楽しみました。

パンツァー・ユニフォーム.jpg

第1章は「野戦服、記章、帽子類」の紹介です。
しかし、写真はほとんどなく、文章による非常にマニアックな解説が続きます。
「んん?」と思っていると、どうやらこの20ページの解説のあとに、
50ページに及ぶ「白黒写真」がこの解説文の実例として紹介されるという構成のようです。

初期の戦車師団・・フランス戦役までのベレー帽をかぶった戦車兵たちの写真から
柏葉騎士十字章のローエ少尉の特注戦車服・・、大きなダブルの合わせが特徴的な
この戦車服を仕立て直したファスナー式という、物凄く珍しい写真まで・・。

Panzer crewman uniform.jpg

この戦車兵たちの写真のキャプションでは、身に着けている「戦車突撃章」の他、
珍しいものにも触れられており、例えばスペイン内戦での「コンドル軍団戦車突撃章」も
415個のみが授与された・・と書かれています。

Tank Combat Badge of Legion Condor.jpg

裏表紙の写真の人物、スコルツェニーをも遥かに凌ぐ「スカーフェイス」である、
第5戦車師団の戦車連隊長ロルフ・リッパート大佐は強烈な印象を残します。
1945年にはこの師団長となったようですが、東部戦線で戦死・・。

Rolf Lippert.jpg

アダルベルト・シュルツやフランツ・ベーケ、突撃砲兵もペーター・フランツ
シェーンボルンなど、以前にココでも登場した面々の姿も・・。
特にアダルベルト・シュルツ少将は特注の凄い戦車帽をかぶったポートレートがありました。

1943年以降に現れた、師団ごとのエンブレムの小さな記章を帽子につける話もあり、
第5戦車師団の「柏葉」や、第116戦車師団の有名な「グレイハウンド」なども・・。
ちなみにヴィトゲンシュタインはこの第116戦車師団「グレイハウンド」のTシャツ持ってます・・。

pz div 116.jpg

第2章の「戦車部隊」では、いきなり「パンツァー・フォー」にもチョロっと書かれていた
1940年にブローニュで英駆逐艦との一騎打ちの末、見事撃沈したとされる
第3戦車連隊のⅣ号戦車とクルーのデカい写真が出てきて、ビックリしました。
まぁ、これは魚雷艇だったとか、フランスのだったとか、諸説ありますが、
砲塔に描かれた駆逐艦が可愛らしい・・。

パン・ユニ_1.jpg

更にここでも、騎士十字章の戦車兵が珍しいものを付けています。
それは「ヒトラー青年団優等章」ですが、こんなの付けたドイツ兵士自体、初めてです。

Hitler Youth Proficiency Badge.jpg

この章ははあくまで「戦車部隊」であって、その後、「対戦車部隊」、そして「装甲列車部隊」と
続きます。いや~、装甲列車の写真も嬉しいですが、特に部隊のユニフォームは明確ではなく、
戦車服から突撃砲など様々ですね。
このようなことは、特に1943年以降になると、物資不足、度重なる規則の改定などで、
エリート装甲師団でも正規の軍装などは「死語」のような感じです。
そしてそれこそが、このような軍装研究家の頭を悩ます、大きな要因のようです。

また、「オートバイ狙撃兵部隊」、「機械化偵察大隊」、「機甲工兵部隊」、「機甲通信部隊」と
紹介されていくなかでは、その兵科色も詳しく書かれています。
戦車部隊が「ローズピンク」、突撃砲部隊が「赤」、そして通信部隊が「レモンイエロー」というのは
わりと知られていますが、戦車服を着た「機甲工兵部隊」が当初「黒」であり、
結果、「黒の戦車服に黒のパイピング」では意味がないことから、黒白、士官は黒シルバーの
より糸になったということです。

パン・ユニ_4.jpg

第10章には「装甲ロケット自走砲中隊(パンツァーヴェルファー?)」なんていうのも出てきます。
この兵科色をご存知の方はいるんでしょうか??
本書によると自動車輸送部隊の「ライトブルー」と砲兵の「赤」を合わせた「紫」で
「ワインレッド」と呼ばれていたそうです。

途中、この黒い戦車服を着た有名な女の子の写真も出てきました。
この娘と第3戦車師団の伍長が写った写真もあって、この写真が撮られた経緯が
なんとなくわかりましたが、彼と彼女、どっちが着てみようと言い出したんでしょうかねぇ。
個人的な経験では、女性の方がコスプレ好きというか、男物であっても、
着れるものがあれば、とりあえず1回着てみたい・・と思うようですが。。

panzer woman.jpg

「機甲宣伝部隊」をトリに、いよいよお楽しみ、カラー写真ページに突入です。
下襟にボタンホールの空いてない第1号戦車服から、デニムのものまで紹介。
アフリカ軍団などの熱帯用も出てきます。
もちろんプロイセン軽騎兵の伝統を引き継ぐ「ドクロ」の襟章から肩章、
ベレー帽まで、実にカラフルな30ページです。

パン・ユニ_3.jpg

カラー写真は確かに後半だけではありますが、前半の細かく書かれた部隊ごとの
ユニフォームや兵科色の遍歴などの文章部分も、非常に楽しく読めました。
白黒写真も珍しいものばかりでしたし、こういうのを読むと、
やっぱり洋書の軍装カラー写真集を欲しくなりますね。

ちなみに本書では武装SSが対象外となっています。
モデルになってもらったヴィットマンSS少尉のパンツァー・ユニフォームはこんな感じ・・。
国防軍との違いはいろいろありますが、一見でわかる大きな違いは、
SSは襟章が「ドクロではなく」階級章というところですね。

Michael_Wittmann.jpg

参考までに最近TVに出て、ナチだの、SSだの・・と、サイモン・ウィーゼンタール・センターから
「ダメ出し」を喰らった、氣○團はこんな感じだったそうです。

Kishidan-SS-uniform.jpg

まぁ基本はSSではなく、右胸のアドラーなど、本書の国防軍パンツァー・ユニフォームですね。
ただ、他の写真を見ても徽章類はメチャクチャだし、赤い腕章がナチ党員ぽいっですから、
この「ドイツ国防軍戦車兵の制服」が、ナチ、SSを連想させる(ひょっとしてSSと思って着てる??)
のもしょうがないですね。
彼らもマニアックに着ているわけではなく、ファッションとして着ているのも、
この残念な着こなしから充分、伝わってきますから・・。




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ロンメル戦記 -第一次大戦~ノルマンディーまで- [ドイツ陸軍]

ど~も。ヴィトゲンシュタインです。

山崎 雅弘 著の「ロンメル戦記」を読破しました。

次に何を読むか・・。いつも1日2日は悩みます。
しかし、まだ「ヒトラーの戦い」の後遺症から抜け出せないのか、
全然考えられません。。。
往復3時間という通勤時間のいま、カバンを持って仕事に向かおうとした際に、
狐たちの夜」があと、50ページで読み終えてしまうことに気づき、
慌てて、本棚を確認・・。そして、とりあえず手に取ったのが本書です。
人間慌てるとこんなもんで、まぁ、やっぱり「ロンメル」繋がりになってしまいました。

ロンメル戦記.jpg

400ページの本書は、ロンメルの生い立ちから始まり、第1次大戦での活躍、
地元のヴュルテンベルク山岳兵大隊の中尉としても名を挙げます。
そのハイライトはロンガローネで知られるイタリア軍との戦いで戦功を挙げて、
プール・ル・メリット章」を受章。
副題どおり、生い立ちなどは必要最低限で済ましていますね。

Rommel_Pour le mérite.jpg

戦後はドレスデンの歩兵学校で教官勤務に就きます。
ここでは後の元帥フェルディナンド・シェルナーも教官をしていて
好対照なこの大柄のバイエルン人との友人関係は、最後まで続いたそうです。

LeutnantFerdinandSchoerner.jpg

1930年代には大佐としてヒトラーの身辺警護責任者を務め、
1940年のフランス電撃戦では第7装甲師団を率い、快速を信条に
「幽霊師団」と呼ばれるほどの神出鬼没ぶり。
ここでは戦車連隊長のカール・ローテンブルク大佐を取り上げ、
彼が翌年に戦死しなければ、マントイフェル並みの戦車部隊指揮官になったのでは・・
と高く評価しています。

またフランス陸軍の頑強な怪物戦車「シャールB1」に遭遇し、
この最強の戦車部隊に勝利する過程もなかなか楽しめます。
そして首尾よく終わったフランス戦。
上官のヘルマン・ホト軍団長のやや辛辣なロンメル評も紹介されます。

CharB1b.jpg

いよいよ中盤は「ドイツ・アフリカ軍団」長としての戦いですが、
まぁ、これは以前にも数多く紹介していますので、本書の特徴のような
ロンメルvsだれだれ・・といった話を書いてみましょう。
まずは第5軽師団シュトライヒ少将です。フランス戦からの因縁がある同い年の2人、
上官ロンメルの攻撃命令を燃料不足で拒否したことで「卑怯者」呼ばわりされたシュトライヒは
激高し、「今の言葉を取り消さなければ、騎士十字章を貴官の足元に叩きつけますぞ!」。

Italian General Gariboldi、 Erwin Rommel and Johannes Streich to Tripoli, Libya, 12 Feb 1941.jpg

「軍団」から「アフリカ装甲集団」、さらに「アフリカ装甲軍」と昇格し、ロンメル自身も
トブルク要塞を攻略したことで、一気に元帥にまで上り詰めます。
しかし「エル・アラメイン」では第21装甲師団長のビスマルクが戦死し、
アフリカ軍団長のネーリングも重傷を負い、参謀長のバイエルラインが代理となるものの
結局、英第8軍モントゴメリーの前に敗北・・。

Rommel_with_Fritz_Bayerlein_&_Albert_Kesselring_at_North_Africa,_February_1942.jpg

チュニジアまで撤退するもそこはすでに連合軍が上陸し、
フォン・アルニム上級大将の第5装甲軍が奮戦中・・。
ここでも指揮権を巡る争いが発生し、双方が勝手に作戦を立案/実行し、
互いの軍から師団を取り合うというイザコザに発展します。

feb-12-1943-Gen. Hans-Jurgen von Arnim.jpg

ロンメル最上の時は終わり、著者はこの北アフリカでのロンメル敗北の理由を
良く言われる補給と兵站に対する視野の狭さであったとして
前線の部隊指揮は素晴らしいものの、軍団長や軍司令官としては疑問符が付く・・という感じです。

最後はB軍集団司令官として「ノルマンディのロンメル」が語られます。
国民や一般の将兵からは英雄として絶大の人気を誇るものの、
最高司令部からは以前から「厄介者」として嫌われ、1944年7月20日の
シュタウフェンベルクの仕掛けた爆弾によって、唯一の味方だった
総統副官のシュムントが死亡・・。

Rommel_&_Eugen_Meindl.JPG

挙句の果てにはロンメルにも嫌疑がかけられ、有名な自殺の強要が・・。
このような軍歴を送ったロンメルを最後に評価します。
それは、もし彼がヒトラーの知遇を得ていなかったら・・という解釈で終わりますが、
その評価は納得がいく反面、人によっては、「もし」などという評価に
どんな意味があるのか・・と思うかもしれません。

Adolf Hitler awarded Marshal's baton to Erwin Rommel in 21 June 1942.jpg

まぁ、社長に可愛がられている課長が、部長や専務の指示を聞き入れず、
自分の仕事のやり方を直接、社長に訴える・・というのが、ロンメルであり、
そうなれば上司にとっては、とんでもない「厄介者」となりますね。

ロンメル入門編としてなかなか整理された1冊だと思います。
読みながら感じた印象としては、「狐の足跡」をダイジェストにして、
その他のロンメル戦記のネタでちょっと肉付けしたと言えば良いでしょうか。
ココで以前に紹介したものを読まれている方には、あまりにダイジェスト的過ぎて
物足りないと思われるでしょうが、自分は久しぶりにロンメルと向き合いました。

Rommel died.jpg

あとがきでは「参考文献」について述べられていて、
「日本でも有名なドイツ人著者の文献がリストに挙がっていない」理由が書かれています。
その著者の記述内容の偏向や思想的背景がドイツ本国で疑問視されている・・ということですが、
これは「パウル・カレル」の「砂漠のキツネ」と「彼らは来た」を指していると思います。

また、同様に問題のある著者の有名な文献・・すなわち「ホロコースト否定論」で逮捕され、
歴史家としての信用が失墜したアーヴィングの「狐の足跡」は
「信用に足るもの」であり、参考文献としてOKだということです。

Die Wüstenfüchse Carell.jpg

まぁ、個人的にはどちらも面白かったので、本書よりはオススメですが、
特にカレルが最近、こんな言われ方しているのは残念ですし、
すでに亡くなっているのに可哀想ですねぇ。
著者はあえて名前は挙げていませんが、だったら別に書かなくても良いんじゃないでしょうか。
参考に"しなかった"ものの理由を中途半端に書く、という姿勢がわかりません。

カレルはドイツ軍、またはドイツ人から見た「戦記」を書く人・・と思っていますので、
ドイツ軍が好きな人は読んで面白いですし、
当然、「砂漠のキツネ」も英雄ロンメルのアフリカの戦いを
ワクワク、ニヤリとさせながら読ませてくれるものです。

Rommel_pushes_his_His_staff_car_who_was_stuck_in_the_sand.jpeg

そう思うと、カレルが「最終戦」を書き上げることがなかったのは、
ひょっとしたら良かったのかも・・と思ったりします。
「彼らは来た」や「焦土作戦」ですら、やられっぱなしのドイツ軍の戦いを
局地的には互角であるかのような書きっぷりで、なんとか救われていましたが、
「最終戦」はどうやっても救いがないですから・・。
たぶんハインリーチだけで318ページは書かないと・・。

自分は歴史研究家ではなく、単なる読書愛好家ですから、読んで面白いのが一番です。
歴史と戦争を客観的に評価したものも読みますが、
そういうのは勉強にはなりますが、大概に読んでいて楽しいものではなく、
片方の視点から描いたものは主役がハッキリして、肩入れしながら楽しく読めるものです。
なんせジューコフの回想録読んでいて、しっかりジューコフに肩入れするくらいですから・・。
第三帝国時代のドイツの人々が何を考えていたのか・・が自分が最も気になることなので、
カレルが好きなのは当たり前ですね。
以上、なんだか自己分析してしまいました。



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狐たちの夜 [戦争映画の本]

ど~も。酔っ払い気味のヴィトゲンシュタインです。

ジャック・ヒギンズ著の「狐たちの夜」を読破しました。

大作「ヒトラーの戦い」の後遺症から未だ抜け出せない日々が続いていて、
ちょっと軽めを欲しがっているヴィトゲンシュタインとしては、久しぶりに小説を選んでみました。
ヒギンズといえば個人的戦争小説No.1の「鷲は舞い降りた」の作家ですが、
本書は以前紹介したシェレンベルクのよりは大分面白い戦争小説で、
第2次大戦モノで言うところの「狐」・・、即ち、ロンメル元帥が絡んだ一冊です。
別に「狼」の次は「狐」・・という動物シリーズを目指すつもりはありませんので・・。

狐たちの夜.jpg

毎日の晩酌は決して欠かさないヴィトゲンシュタインですが、
読書とレビューは基本的に「シラフ」で実行します。
唯一の例外が、「小説」のレビューで、これは過去に「輸送船団を死守せよ」がそうでした・・・。
これは「小説」の場合、極力、細かい内容を書きたくない・・「印象」を書きたい・・
という「素直な気持ちを表現」するための手段なんですが、
その結果の良し悪しは今回も不明です・・。

大まかにストーリーを書いてみると、1944年4月28日、ノルマンディ上陸作戦の実施に向け、
「タイガー演習」を行った連合軍ですが、ドイツ海軍のEボートに攻撃されて、
650人のアメリカ兵を失います。
その中には、極秘情報である「本番の上陸場所と日時」を知る将校も含まれており、
工兵大佐ケルソゥが重傷を負いながらもドイツ軍占領下のジャージー島に漂着。
アイゼンハワーの承認を受けた、主人公である英陸軍大佐マーティノゥがドイツ兵に変装し、
彼の救出に向かう・・というものです。

eboat.jpg

ドイツ人の血を持ち、完璧なナチ風ドイツ語と態度を操るマーティノゥが化けるのはSS大佐です。
しかし、袖のカフタイトルは「ライヒスフューラー・SS」、その上に「SD」のパッチをつけ、
ヒムラーの委任状を持つ・・という最強のSS将校です。

「ライヒスフューラー・SS」とはもちろん「SS全国指導者」、つまりヒムラーのことですが、
カフタイトルでは第16SS装甲擲弾兵師団 「ライヒスフューラー・SS」が有名です。
本書の説明では、この武装SSのものではなく、「ヒムラー直属」という意味で
このカフタイトルは使われます。
確かに「アドルフ・ヒトラー」のカフタイトルも「ライプシュタンダルテ」だけではなく、
ヒトラー直属」の意味を持っていたと書かれたものもありましたね。

SD_RFSS.jpg

とにかくフランス人娼婦に化けたヒロインの女の子と共に
堂々とジャージー島に乗り込んだマーティノゥ。
工兵大佐ケルソゥを匿う、英国人や中立国アイルランドの元IRA闘士、戦争は負けたと知りつつも
未だにドイツ軍と共に戦うイタリア兵、フィンランド人の凄腕パイロット・・と
国際色豊かな人物たちが登場します。

当然、ヒギンズだけあって、主役が連合軍であったとしてもドイツ軍が悪役などということはなく、
主人公が嫌いなのは自らが演じる「ナチ」であって、例えば、島の臨時副司令官の少佐が
一級鉄十字章に銀の戦傷章、そして金の白兵戦章を身に着けているのを見て、
「彼は戦争の英雄なのだ」と好感を持ったりします。
この「英雄」と感じるのが「騎士十字章」ではなく、
「白兵戦章金章」というあたりが実に良いですねぇ。

Nahkampfspange Heer Gold.jpg

ところで「狐」はどうなった??とお思いの方、
主人公とは絡まないシーンでちゃんと前半から登場します。
西方B軍集団司令官のロンメル元帥は、すでに戦争の行く末を案じ、
ヒトラー暗殺を目論むグループと接触。
そのような動きを察知したヒムラーら、ナチ首脳にバレないよう、
フランス占領軍政長官フォン・シュテルプナーゲルと
ベルギー占領軍政長官フォン・ファルケンハウゼンと極秘の会議に挑みます。

Alexander von Falkenhausen.jpg

そこで思いついたのが「替え玉」作戦。ロンメルそっくりの芸を披露した軍曹を自身に仕立て上げ、
各地の防御陣地の視察で練習させますが、ロンメルの副官もタメ息をつくほどの完璧ぶり・・。
このロンメルの各部隊の視察に様子は、本物でも偽物でも、
まさに「ノルマンディのロンメル」そのまんまで、突然訪れる、
ドイツの誇るロンメル元帥の査察に各部隊はてんやわんやです。

Rommel_Friedrich Dollmann 1944.jpg

そして主人公マーティノゥがいるジャージー島にも45分後到着するという連絡が突然入り、
パニックに・・。本来の救出任務を進めるなかで、
ロンメル暗殺・・という千載一遇のチャンスも巡ってきたマーティノゥ・・。
「偽物」vs「偽物」の戦いは・・。
ですが、クライマックスはこのず~と後です。
「偽ロンメル」を殺して終わったら、単なる「間抜け」ですよね。

本書は戦争小説として、いろいろな共通点があることを発見しました。
ひとつ目は、主人公の名前「マーティノゥ」です。
本作でも「珍しい名前だな」と言われるマーティノゥですが、
「輸送船団を死守せよ」の主役の艦長と同じ・・。

Rommel_on_the_Channel_1944.jpeg

展開も、英軍の人間がドイツ人に化けて、ドイツの英雄殺害を目論むなんてのは、
「鷲は舞い降りた」の逆の展開ですし、「訳者あとがき」に書かれている
アリステア・マクリーンの「ナヴァロンの要塞」との比較も、
本書と一緒に買ったのが、まさしく「ソレ」だったり・・。
そういえば「ロンメル暗殺」ということでは「砂漠の狐を狩れ」もありましたね。

正直言って、ロンメルが出てこようが、あまり関係ないほど面白い戦争冒険小説でした。
さすがに「鷲は舞い降りた」には遠く及ばないものの、ヒギンズらしい男のロマンに満ちたものです。

ちなみに原題は「NIGHT OF THE FOX」で、いまこれで検索したら
1990年にTVムービーで製作されていたようです。
ロンメルを演じるのは、英国人のマイケル・ヨークです。聞いたことある名前ですが、
子供の頃観た「ドクター・モローの島」の主演の人みたいです・・が全然、憶えていません。

ERWIN ROMMEL_Michael York.jpg

主演のマーティノゥは「ティファニーで朝食を」のジョージ・ペパード・・。
原作ではヴィトゲンシュタインとほぼ同い歳のマーティノゥが、62歳になってしまいました。。
このパッケージ見ても、ちょっと年寄り過ぎですねぇ。

NIGHT OF THE FOX.jpg

ハイドリヒにしても、シェレンベルクにしても、シュトロープにしても
SS隊員が映画になると平気で20歳くらい歳喰った役者さんになってしまいます。
平時の軍隊では昇進が遅いことから、大佐や将軍が年寄りなのは理解できますが、
戦中や、特にSSは若くしてバンバン昇進してますから、
「62歳のSS大佐」じゃあ、ただの能無し古参党員みたいで、凄味がないですよね。

でも、良い例も思い出しました。
名作戦争映画「遠すぎた橋」です。
ビットリッヒSS中将を演じたのがマクシミリアン・シェルですが、彼は47歳で、
当時のビットリッヒが50歳です。

Maximilian Schell_A BRIDGE TOO FAR & Wilhelm Bittrich.jpg

また、ハルメル少将っぽい架空のルートヴィック将軍を演じたハーディ・クリューガーは
マクシミリアン・シェルより年上の51歳。
本物のハルメルは38歳ですが、まぁ若く見えるし、凄味もあるし、
個人的には映画での武装SS将軍、No.1の雰囲気ですね。

Hardy Kruger_A BRIDGE TOO FAR & Heinz Harmel.jpg



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狼群作戦の黄昏 [Uボート]

ど~も。ヴィトゲンシュタインです。

G・ジョーンズ著の「狼群作戦の黄昏」を読破しました。

大作のあとなので、ちょっと軽い感じを選んで、久々の「朝日ソノラマ」です。
タイトルの「狼群」とは、いわゆる「ウルフパック」、Uボート集団ということですね。
羊の群れである「輸送船団」に襲い掛かる、狼たち・・。
本書は英国人の著者が、この「輸送船団」vs「Uボート」の戦いを個々に取り上げ、
連合軍の船団護衛強化によって、ドイツの「狼群作戦」がどのように「黄昏」ていったのか・・
を解説したものです。

狼群作戦の黄昏.jpg

第1章は1939年の開戦からの4年間・・Uポートが主導権を取っていた時代を簡単に紹介し、
ほとんど名の知られていないUボートと、その艦長の戦いと続いていきます。

ポケット戦艦「グラーフ・シュペー」の砲術士官だったロルフ・シャウエンブルク大尉が
U-536の艦長になると、デーニッツから特殊作戦を命ぜられます。
これは、かの大エースでカナダの収容所に捕えられているオットー・クレッチマー
救出しようという野心溢れた作戦です。
残念ながらこの作戦は失敗し、海軍のスコルツェニーに成り損ねたシャウエンブルクと
U-536のその後が書かれています。

A surrendered German submarine in the Atlantic.jpg

カナダからの帰途、船団攻撃に挑むU-333のクレーマー艦長らの「狼群」に合流したU-536。
しかし、この頃登場した連合軍の「アスディック」に探知され、
強烈な爆雷攻撃の前に損傷/浮上を余儀なくされ、さらには
コルヴェットやフリゲートを擁する護衛艦グループからの砲撃の前にU-536は沈んでいきます。
生存者は艦長シャウエンブルクを含め、20名弱・・。なんともツキのない人のようです。。

time_doenitz_karl_1943.jpg

ちなみに「アスディック」とは英独の言い方で、現在では一般的な「ソナー」のことです。
また、本書はこの時期、優勢なりつつある連合軍側のUボート狩りも並行して詳しく書かれていて、
特に空からの攻撃に英米海軍のB-24リベレーターが活躍し、Uボートにとっては
かなりの脅威となっていることがわかりました。
読み終えた後に気付きましたが、表紙もそんな雰囲気ですね。

Heinz Otto Schultze und Admiral.jpg

このような典型的な例としては、U-432の艦長として戦果を挙げ、騎士十字章を持つ、
ハインツ=オットー・シュルツェ大尉が新艦U-849でキール港から出動します。
しかし浮上航行中、B-24リベレーターからの爆弾6発による攻撃と後部から機銃掃射によって
激しく損傷し、艦長のシュルツェも息絶えてしまいます。

U849 under Air Attack.jpg

読み進めるにつれ、どんどんUボートが不利になっていく展開で、
個々の戦闘もUボート撃沈・・連合軍の勝利・・というストーリーが増えてきますが、
著者は双方の記録から誰が誰と戦ったのかを解明しようとしています。
そして駆逐艦の爆雷攻撃から逃れたUボートが、21ヶ月後にその駆逐艦を魚雷で仕留める・・
という偶然も紹介。
飛行機とUボートが「相討ち」に終わり、双方とも海の藻屑となって消えた戦いも印象的でした。

有名どころではU-81のグッゲンベルガーも出てきたりしますが、
一番印象的だったのは、英軍による「チャリオット作戦」の章です。
1942年、ドイツ海軍の新型戦艦ティルピッツが動き出すのを懸念した英軍は、
この巨大戦艦がフランスの乾ドック入りすることを阻止するため、
巨大なドックのあるサン・ナゼールを急襲し、乾ドックを破壊する作戦を実行します。

Operation Chariot.jpg

砲艦や魚雷艇、数隻の駆逐艦の英軍攻撃部隊は海軍と陸軍コマンドの混成部隊です。
ドイツの水雷艇に偽装した「キャンベルタウン」の船首に遅延爆弾を仕掛けて
見事、水門の爆破に成功・・。しかし、英独ともに多くの人命を失います。
この話はほとんど知らなかったんですが、何かに書いてあったかなぁ。

St. Nazaire, britische Kriegsgefangene_1.jpg

「朝日ソノラマ」は今回で15冊目くらいだと思いますが、我が家の在庫はあと3冊、
「戦う翼」と「ノルマンディの激闘」、「危うし空挺部隊」だけです。
そんなわけで、かなり真剣に残る「朝日ソノラマ」たちを研究した結果、
今後の購入予定にチェックが入ったのは「最後の特派員、「ドイツ装甲師団」など 11冊・・。
ちなみに同様に研究した在庫切れの「第二次世界大戦ブックス」は17冊という数字が出ました・・。
まだまだ読みたい本が沢山あることがわかって、嬉しくなりました。



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第二次世界大戦 ヒトラーの戦い〈10〉 [ヒトラーの戦い]

ど~も。ヴィトゲンシュタインです。

児島 襄 著の「ヒトラーの戦い〈10〉」を読破しました。

10回連続という、おそらく「独破戦線」最初で最後の大作も、いよいよ最終回です。
1945年4月の一ヶ月間を集約したこの最終巻はまさに「最終戦」、そして
「ヒトラー 最期の12日間」という展開です。

ヒトラーの戦い⑩.jpg

4月10日、生まれ故郷のウィーンに現れた、SS中佐スコルツェニー
徒歩で西へ逃れようとする負傷兵を尻目に、家具を積み込んだ荷馬車に乗る
「健全兵」を見かけた彼は、激怒し、車上から引きずりおろした・・・という、
彼の回想録からのエピソードを紹介しますが、
スコルツェニーが「士官3名を絞首刑にした」という「ドイツ軍側記録」も合わせて紹介。。。

米軍が解放したブッヘンヴァルト強制収容所の部分では所長の妻であり
「ブッヘンヴァルトの魔女」と呼ばれたイルゼ・コッホの「魔女」ぶり・・、
囚人の皮膚で壁飾りやランプ・シェードを作ったという話も出てきました。
その米軍ではベルリン侵攻を諦めたアイゼンハワーに対して、パットンが食い下がります。
しかし、ベルリン作戦で想定される「損害10万人」は対日戦で必要なのだと
アイゼンハワーは首を横に振り続けます。

Ilse Koch , Karl Koch.jpg

ルール・ポケットの包囲されたB軍集団ではドイツ軍将兵の集団投降が連日発生し、
それは2000人や5000人といった集団単位で・・。
そしてこの事態に参謀長のヴァーグナー少将は涙ながらに
司令官モーデル元帥に降伏を進言します。
しかし「総統は許可すまい・・」と語るモーデルは、解決策を模索するのでした。

Generalfeldmarschall Walter Model_1.jpeg

東部では遂にソ連軍による「ベルリン作戦」が発動されます。
そしてこのジューコフによる最後の攻撃を迎え撃つのは、
ヴァイクセル軍集団司令官のハインリーチです。
威力偵察を命ぜられた、ウラソフのソ連捕虜部隊ですが、ここでは
同じ反ソでも旧ツァーリズムの復帰を目指すウラソフのロシア人部隊と、
そのソ連/ロシアからの独立を目指すウクライナ人部隊が対立し、
心理的打撃を受けたウラソフの「酒浸りの日々」が紹介されます。これは初めて読んだ話ですねェ。

generaloberst gotthard heinrici.jpg

オーデル川を渡河しはじめたソ連軍・・。第3装甲軍司令官のマントイフェル
「可能な限り持久し、後に1歩づつ西へ向かう。本職は1人の部下もソ連軍に渡さぬ」と
上官ハインリーチに打電します。
そのハインリーチも繰り返される「非現実」的な総統命令の前に
「ヒトラーに会って、解任を申請して国民義勇軍の一員として前線に出る許可を求める」。
いや~、この東部での最終戦はハインリーチのカッコよさがいつも目立ちますが、
本書はマントイフェルも実に男らしい・・。

Hasso_von_Manteuffel.jpg

エヴァ・ブラウンがヒトラーの反対を押し切って総統ブンカーに住み着く反面、
ここから脱出を図ろうする連中や家族を心配するものも数多く存在します。
ヒトラーの外科医であったブラントが妻子を米軍占領地域に送り「亡命」させようとしたことで
「死刑」判決を受けたり、この戦局悪化で多忙を極めるなか、僅か1か月前に再婚したヨードル
新妻に疎開を指示しますが、赤十字看護婦の彼女はソレを良しとしません。

こんな展開だと、映画「ヒトラー 最期の12日間」のシーンが頭の中に浮かびますねぇ。
ちょっと独破を中断して、DVD観るか・・、でも今回もガマンです。。。



さすがに日本人の著者によるものだという典型が、ベルリンの日本大使館に残留する
三等書記官の新関という人による記録が度々出てくるところです。
「ゲーリング、ゲッペルス、リッペントロップ、ヒンムラー、ト共ニ伯林ニ残留セリ」
という感じです。「ヒンムラー」は凄いですねェ。
ちなみにこの人、「第二次大戦下ベルリン最後の日―ある外交官の記録」を
書かれている、新関 欽哉氏ですかね。これは今度、読んでみようと思います。

ベルリン動物園もヘック園長の苦悩が語られ
「飢えた猛獣がソ連兵にだけ噛みつくように訓練を施さなかったのが悔やまれた・・」。
ひょっとしたら本物の「ティーガー」や「パンター」も戦ったかもしれませんね。

1945 killed about 4000 animals of the Berlin Zoo.jpg

そのベルリンを救出すべく編成された「シュタイナー軍集団」。
ヘルマン・ゲーリング師団」の1個大隊がゲーリングが爆破した私邸
カリン・ホールにいることがわかると、ヒトラーから「すぐに編入しろ」との連絡が届きます。
コレに以前からありえない・・と思っていた最高司令官による1個大隊にも及ぶ
細かい指示が事実だった・・と驚くシュタイナーです。。。
そしてその指示が空軍に伝えられますが、突如編成された「シュタイナー軍集団」なるものを
聞いたことがある者は皆無です。

Hitler_&_Felix_Steiner_&_Degrelle.jpg

毒を煽ったモーデルのB軍集団に続き、米軍は南部のG軍集団の壊滅にかかります。
ナチ党の「聖地」であるニュルンベルクを巡るこの戦い。
ほとんど読んだことがありませんでしたが、
砲爆撃で瓦礫化した市内に突入した米軍ですが、崩壊したビルや地下室などから
執拗に反撃するドイツ兵に悩まされます。まるで逆スターリングラードのような感じです。
しかし、4月20日、ドイツ軍が総攻撃をかけたことで、これ幸いとばかりに「殲滅」・・。
この日が総統誕生日であったことが、「ドイツ軍総攻撃」の理由だったようです。。。

Die Ruinen Nürnbergs. Am Ende des Krieges sind die meisten deutschen Städte zerstört 1945.jpeg

ここからはオーバーザルツベルクへと逃亡したゲーリングの総統後継者に向けた戦略と、
同じことを目論むヒムラー、そして軍需相シュペーア
ヴェンクの第12軍に総統指示を与えるカイテル・・らが、
ヒトラーのブンカーの周りで、さまざまな思惑と忠誠心の間で揺れ動きます。

エルベ川では米ソの東西連合軍が遂に合流し、トルーマンとスターリンに「乾杯」。
そして双方の最高司令官から方面軍、軍司令官、師団長から小隊長に渡るまで
名前を呼びあっては、ウォッカで乾杯を繰り返します。

American and Soviet troops meet east of the Elbe River.jpg

総統ブンカーに隣接した官邸地下室には2000人もが生活しています。
そこではソ連兵に暴行された女性と、ソレ怖れる女性に分かれているものの、
前者は汚れた身を清めるかのように、後者はどうせなら同胞に・・という思いからか、
ドイツ兵との人目も気にしない「乱交状態」が続いたということです。

luftwaffe female auxiliary members.jpg

このような極限状態では男女はお互いを求めあうものなのでしょうか。
それはムッソリーニも愛人クラレッタと共に逃亡の末に殺され、
ヒトラーとエヴァ・ブラウンも結婚という形で表されます。
参謀総長の副官ローリングホーフェンらは、こそこそ夜中に結婚したヒトラーに対して、
「別に遠慮することもなかろうに・・」として、「結局は彼も俗人だったのだ」という感想を残しています。
その結婚式に婚姻登録役として急遽呼ばれたベルリン大管区監督官。
首尾よく式の大役を果たした彼ですが、その後、自らの陣地へ帰る途中、狙撃弾を受けて戦死・・。
まったくツイテいない人ですねぇ。

AdolfAndEvaWithChildren.jpg

ベルリンの最後の戦闘も、ヴァイトリンクモーンケらの指揮官たちが登場し、
果敢な防衛戦を繰り広げます。攻めるチュイコフも苦し紛れに
戦車に積んだ砂嚢に火をつけ、燃えながら前進する姿でドイツ兵をビビらせよう・・という
戦術を編み出しますが、この修羅場では全く効果なし・・。
地下鉄内でも損害が相次ぎ、この「地獄の迷路」の突破作戦は中止に追い込まれます。

battle-berlin-1945-Russian forces.jpg

OKW本部はソ連軍から逃れるために、総統ブンカーから離れて移動中・・。
ヒトラーの死を未だ知らされていないカイテルとヨードルは、
後継者に指名されたデーニッツから呼び出しを受けます。
「まさかデーニッツは我々にUボートで暮らせというのでは?」。
「そうなったら"さまよえるOKW"になりますなぁ」。

Dr Albert Speer (left), with Admiral Doenitz and Colonel Alfred Jodl after their arrest on 23 May 1945.jpg

マントイフェルの第3装甲軍とティッペルスキルヒの第21軍も米軍に降伏。
米兵はアコーディオンで「リリー・マルレーン」を演奏し、歌います。
この軽快ながらも哀愁を帯びたメロディに、下を向いて口ずさむドイツ兵の頬には涙がつたい、
それを見た米兵は指をさして大笑い・・。
米軍のギャビン少将は「同じ歌をうたい、戦ってきた兵士の一方が泣き、それを見て他方が笑う。
現実とは思えぬ残酷な風景であった」と語ります。

berlin-destroyed-1945-may-Broken men of an once formidable German Army.jpg

この最終巻に限定して言うなら、1巻~9巻までを読んでいる必要はありません。
数多くあるヒトラー最期の数日という、独立したジャンルのうちの1冊であり、
そして、その内容は書き手によっても情報によっても違うことで
「最終戦」が好きな方には、この巻だけでもオススメします。

全10巻を読み終えて、当初の不安・・「挫折」という二文字はまったく余計な心配でした。
時間が許す限り、実に楽しく読めましたし、いつもよりペースも早かった気もします。
確かに後半、西側連合軍の頻度が多くなったりもしましたが、自分は勉強にもなりましたし、
興味がない方は、軽く読み飛ばしながらでも、影響はないでしょう。
3000円で1ヶ月楽しめたかと思うと、実に安い買い物でした。

ということで、皆さん、長い間、お付き合いありがとうございました。







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