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世界反米ジョーク集 [ジョーク本]

ど~も。ヴィトゲンシュタインです。

早坂 隆 著の「世界反米ジョーク集」を読破しました。

先日の「世界の紛争地ジョーク集」に続くジョーク本です。
2005年、213ページの本書は「イラク戦争」の時期のジョークが中心で、
中東に取材に訪れていた著者が蒐集したブッシュ大統領が主人公のジョークです。
米国を「叩く」のでもなく、「こきおろす」のでもなく、「笑う」とまえがきに書かれた本書。
日本にいてはわからない視点で、傲慢かつ、独善的な米国を風刺します。

世界反米ジョーク集.jpg

早速ですが、「アメリカンドリーム」というジョークはこんな感じ・・。

アメリカは自由とチャンスの国であり、かつてのイラクのような独裁国家とは違う。
どんな人間でも大統領になれるチャンスのある国なのだ。
ブッシュ大統領が自らそれを証明したではないか。

「演説の効用」というジョークだと・・

合衆国大統領の演説は、しばしば若者に大切なことを教える。
リンカーン大統領の演説は、世界中の若者に民主主義を教えた。
ブッシュ大統領の演説は、世界中の若者に勉強の必要性を教えた。

と、このように、基本的にはブッシュ大統領は「頭が悪い」というのが前提のようです。

bush_phone.jpg

呑兵衛のヴィトゲンシュタインのお気に入りは次のジョークです。

ブッシュ大統領がとある酒場へと入った。
カウンター席に座ったブッシュの右隣の客がバーテンに向かってこう言った。
ジョニーウォーカーシングル

johnnie-walker-black-label.jpg

続いて左隣の客がこう言った。
ジャックダニエル、シングル」

JackDaniels.jpg

バーテンがブッシュに向かって聞いた。
「お客さまは?」
ブッシュはニヤリと笑みを見せて答えた。
ジョージ・W・ブッシュ、既婚」

George W. Bush.jpg

世界の紛争地ジョーク集」にもあった食人族を使ったジョーク。

米国人の人類学者が食人種の村を訪れて調査をしていた。
ある日、彼はイラクで起きている戦争について村人たちに話をした。
すると村人たちは眉をひそめ、口を揃えて彼に聞いた。
「そんなに大量の人肉をどうやって食べるのですか?」
人類学者は苦笑いしながら答えた。
「米国人はそんな野蛮なことはしません。殺した敵の肉など食べませんよ」
村人たちはさらに驚いて囁きあった。
「食べもしない敵を殺すなんて、米国人というのはなんて野蛮な人種なんだろう」

Iraq War.jpg

良いジョークですね。
本来、自然界の動物は食べるために殺す。
しかし米国に限ったことではなく、人間は紛争や憎しみ、お金の為に殺すんですね。

「世界最強の軍隊」というジョークも面白い。

世界のどこの軍隊が最も優れているのかを決めるコンテストが行われ、
ドイツ軍とロシア軍、米軍が参加した。
競技内容は1羽のウサギを森に放して、それを早く捕まえた軍が優勝というもの。
まず、ドイツ軍が挑戦し、森の面積、木と土の種類、ウサギの習性等を精密に分析し、
1週間後に見事、ウサギを捕獲することに成功した。
次にロシア軍が挑戦。彼らは森に火をつけて焼き払い、
僅か3日で焼け野原からウサギの死体を発見した。
最後に米軍が森の中に入って行ったが、たった2時間ほどで戻って来た。
手には滅多打ちにされて叫び声を上げ、首根っこを掴まれた一匹のアライグマがいた。
競技審査員が疑問に思って聞いた。
「それはどう見てもアライグマではないですかな?」
そこで米国人はアライグマの顔をじっと睨むと、アライグマが言った。
「いえいえ、私はウサギです! 私はウサギです!」

Raccoon-Soldier.jpg

米軍の非道さを物語ったジョークをもうひとつ紹介・・。

イラク人の親子が雌羊を買いに市場へと出かけた。
父親は手頃な雌羊を見つけると、羊の身体中を手で撫で、乳房を丁寧に揉み、つまみ、
頭の先から尻尾、穴という穴まで詳しく調べた。
「雌羊を買う時はこうやって良く調べるんだ。悪い羊を買わないようにな」
それから数日後、息子が父親の所に慌てて駆け込んできた。
「お父さん。大変だ!すぐ来てよ!」
息子は続けた。
「米兵がやって来て、お姉ちゃんを納屋の裏へ連れて行ったよ。
買って行くかどうか、調べてるみたい」

Iraq woman_weeps.jpg

米国の外交政策を皮肉ったジョークも・・。

米国とイラクの首脳が今後のイラクの復興政策について話し合い、
長い議論の末、両国が協力し合うが、あくまでもイラク人が中心となる米国案が採用された。
以下は、その要領である。
①戦後政策について大きな問題はイラク人が決定し、小さな問題は米国人が決定する。
②何が大きな問題で、何が小さな問題かは米国が決定する。
③具体的には、経済政策、外交態度、行政の実施など微細な問題は米国が決定する。
一方、地球外生命体からの侵略、大洪水などの不測の天変地異のような
大きな問題については、イラク人がこれを解決する。

The Day the Earth Stood Still.jpg

後半は、「悩めるアメリカの内側」と題した、国内問題にまつわるジョーク集です。

米国人とフランス人が話をしていた。米国人が言った。
「私は米国人として生まれたことに誇りに思っている。
だから最後まで米国人として生き、そして米国人として死にたいね」
それを聞いたフランス人がこう答えた。
「しかしね、あんたには向上心ってものがないのかい?」

sarkozy-bush.jpg

フセイン大統領が誘拐されたジョークが「世界の紛争地ジョーク集」ではありましたが、
本書で誘拐されるのは、やっぱりブッシュ大統領です。

ニューヨークの街をクルマで走る青年。信号待ちをしていると見知らぬ男が・・。
青年は窓を開けて聞いた。
「どうかしましたか?」
「ニュースを見ていないのかい? ブッシュ大統領がテロリストに誘拐されたんだよ。
100万ドルを払わないと、大統領にガソリンをかけて火をつけるって言っている。
だからこうしてクルマを回って寄付を集めているのさ」
青年は驚いて聞いた。
「で、どれくらい出せばいいのかな?」
男は答えた。
「まぁ、5リットルから10リットルくらいで十分だよ」

George W. Bush holds onto his umbrella during a rainstorm.jpg

「人間の矛盾」というジョーク。

人間はしばしば矛盾を冒す生き物である。
それはファストフード店にいる米国人を見れば一目瞭然である。
彼らはダブルチーズバーガーとポテトのLサイズ、
そしてダイエットコークを注文するのだ。

Burger and fries with diet Coke.jpg

ある男が娘の誕生日にバービー人形をプレゼントするためにおもちゃ屋を訪れた。
男は店員に聞いた。
「どんなバービー人形があるのかな?」
「いろいろありますよ。この舞踏会へ行くバービーは19ドル、テニスをしているのは20ドル、
海水浴へ行くバービーは21ドル、離婚したバービーは445ドルとなっております」
「ちょっと待って。どうして離婚したバービーだけそんなに高いんだい?」
店員はニヤッと笑って答えた。
「離婚したバービーには慰謝料で取った家と車とボートがセットになっておりますので」

The Divorced Barbie Doll.jpg

本書はジョーク集ではありますが、実は2001年9月11日の「同時多発テロ」によって、
見えざる敵であるテロリストに対する戦いが始まった経緯から、アフガニスタン空爆、
そして「大量破壊兵器を保有している」イラクとの戦争について、章ごとに解説します。
しかしコレはなかなか辛辣なものであり、本書の1/3以上は占めているでしょうか。
そういう意味では、213ページほどはジョークが掲載されていないと言えますが、
なぜ反米国家が存在するのか・・を楽しく勉強できる一冊であるとも言えるでしょう。

ブッシュからオバマへと大統領も変わり、ウクライナ問題もニュースで大きく取り上げられ、
ちょうど国賓として来日するというタイミングですが、
アメリカ=善、ロシア=悪・・といった日本の報道姿勢に疑問を持つことも大事なのでは・・。
国際的な視野で見るということでは、「世界の日本人ジョーク集」もかなり気になりますが、
先日「おかしなジパング図版帖」のコメントで教えていただいた、「ニンジャスレイヤー」。
早速、「ネオサイタマ炎上1」を独破して、「ネオサイタマ炎上2」を読んでいるところです。



米国人著者による「サイバーパンク・ニンジャ活劇小説」で、
短編ですから、気楽にちょこちょこ読めるところが良いですね。
「カチグミ・サラリマン」とか、「クローンヤクザ」など固有名詞が笑えます。
そのうち、"ど~も"ではなく、"ドーモ"と書いてしまうかも・・。







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コメント 2

さくら

この作者の紛争地ジョークと日本人ジョークは読みましたよ。
面白かったです。
アメリカンジョークも笑えますね。
わたしもブッシュを馬鹿者扱いするジョークはすんなり楽しめます(笑)。
昨日、東京へメール便を送ったら「オバマ来日で、予定日に届かない可能性があります」と言われました。
ブッシュなら怒り心頭ですが、まあ、オバマだからいいわ。
by さくら (2014-04-23 14:06) 

ヴィトゲンシュタイン

ど~も、さくらさん。
「世界の日本人ジョーク集」読まれましたか。
こんな感じで日本人が馬鹿にされた本を楽しめるのか・・、ちょっと自信がないので、悩んでいるところです。。

いまのところ東京では実害ないですね。明日あたりから、街でイラッとすることが出てくるかもしれません。
by ヴィトゲンシュタイン (2014-04-23 20:13) 

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