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世界の紛争地ジョーク集 [ジョーク本]

ど~も。ヴィトゲンシュタインです。

早坂 隆 著の「世界の紛争地ジョーク集」を読破しました。

過去に「ヒトラー・ジョーク」、「スターリン・ジョーク」と紹介しているジョーク集。
ジョークというのはその対象(ネタ)の本質がわかっていて初めて笑えるものですが、
ヒトラーにしてもスターリンにしても、ナチス、ボルシェヴィキについて
ある程度理解しているからこそ楽しめたジョーク集でした。
2004年に出た200ページの本書は、タイトルどおり「世界の紛争地」です。
世界中で起こっていた紛争をどれだけ理解しているのか試される気もしますね。
前回のようなシンドい大作を読んだ後には、そんな本でリハビリが必要です。
それにしても「悲しみの収穫」、アクセス数が凄いなぁ・・と思っていたら、
「Yahoo!ニュース Buzzコーナー(口コミ?)」で取り上げられていたようです。
Twitterでも結構、呟かれたようですが、む~、Yahoo! 恐るべし・・。

世界の紛争地ジョーク集.jpg

著者は中東や東欧を中心に取材活動をしているルポライター。
本書のジョークは現地蒐集がほとんどのようで、各国のジョークだけでなく、
その国の紛争状況についても端的に解説しています。

最初の「紛争地」はイラク・・。
本書の出版時にサダム・フセインが捕えられるかという時期ですね。
そんなイラクのジョークを紹介してみましょう。

ある時、サダム・フセイン大統領が何者かによって誘拐された。
数日後、犯人グループから大統領宮殿に脅迫電話がかかった。
「いますぐに100万ドル用意しろ。
さもなければ大統領を生かして帰すぞ」

Saddam Hussein.jpg

続くバレスチナのジョーク解説では、イスラエルとの泥沼の紛争下でも
決してジョークはなくならず、笑いの粒子は戦火でも砕けないとして、
第2次大戦下での英国のエピソードを紹介します。

ロンドンのとあるデパートドイツ軍による爆撃を受けた時のこと。
翌日にはデパートの壁にこのようなポスターが・・。
「このたび入口を拡張いたしました」

Bombs Hit London Stores 1940.jpg

また、戦時下の日本でも街のあちこちで見られた張り紙。
「足らぬ足らぬは、工夫が足らぬ」
そして当時、この張り紙の「工」を塗りつぶすのが流行ったそうな。。

tarinu.jpg

イスラエルのユダヤ人ジョークにトルコ、シリアのジョークと続き、
アフガニスタン、レバノン、イランとアラブ中東ジョークが連発します。
では戒律の厳しそうなイランのジョークをひとつ・・。

ある結婚前のカップルが道を歩いていたら、突然、女性の方が叫んだ。
「いけない! 前からお父さんが歩いてきたわ。父はとっても厳しい人なの。
あなた急いでどこかに隠れて!」
すると男は言った。
「大丈夫。バレやしないさ。僕に妙案がある」
「どうすればいいの?」
「僕をきみの弟だってことにすればいい」

Iranian-police-women.jpg

ロシアのジョークは一発目からスターリン関連です。

酔っ払いが酒場でこう叫んだ。
「スターリンの大馬鹿野郎め!」
すぐさまやって来たKGB(NKVD)の手によって酔っ払いは取り押さえられた。
「ちくしょう! 俺が何をしたって言うんだ!」
「機密漏洩罪だ」

Stalinator.jpg

中東と違って「酒のネタ」が多いのがロシアジョークの特徴ですね。
エリツィン大統領も呑兵衛で有名だったらしく、当然ネタになります。

エリツィンとその息子が喋っていた。
息子「お父さん、酔っ払うってどういう感じなの?」
エリツィン「そうだな。そこにコップが2つあるだろう?
それが4つに見えたら酔っ払っているということだ」
息子「なるほど。でもお父さん、コップは1つしかないけど?」

Boris Yeltsin.jpg

エストニア、リトアニアとバルト三国のジョークに続いて、同じく旧ソ連のアルメニアのジョーク。

問い:共産主義者とは何か?
答え:マルクスとレーニンの著作を読んだ者のこと
問い:それでは反共主義者とは?
答え:その著作を理解した人のこと

The State and Revolution.jpg

チェコでは「金髪娘=性に開放的」というイメージのジョークが多いようで、
なかなかエロ楽しいのもありました。

中年看護婦 「あの202号室の患者さん。ペニスにアダムって入れ墨してるのよ」
若い看護婦 「あらそう? 私が見たときにはアムステルダムって書いてあったけれど・・」

ヴィトゲンシュタインは笑うまでに7秒かかりましたが、みなさんいかがでしょうか??
コレはアルファベットでもカタカナでもイケるところが素晴らしいと思います。
そしてコレだけ書いても、「え~、わかんな~い[黒ハート]」とかのたまう女の子が好きです。。

Czech Nurse.jpg

ハヴェル大統領は30代の若くて金髪の女性と結婚したことで、やっぱりネタに・・。

ある日ハヴェル大統領が新妻に言った。
「なぁおまえ、たまには料理をしてくれないか?
そうすれば公邸料理人をクビにできて、出費が減るんだよ」
「いいわ、わかったわ」
またある日ハヴェル大統領が新妻に言った。
「なぁおまえ、たまには掃除をしてくれないか?
そうすれば公邸の掃除婦たちをクビにできて、出費が減るんだよ」
「いいわ、わかったわ」
数日後、新妻がハヴェル大統領に言った。
「ねぇあなた、少しは夜の生活も頑張ってくださらない?
そうすれば公邸のガードマンたちをクビにできて、出費が減るわ」

Václav Havel and his wife.jpg

ポーランド、ハンガリー、ルーマニアの東欧ジョーク。
若干、自虐的なジョークが多いように感じます。
その中からルーマニア・ジョークをひとつ。

食人族の族長が黒海に面したリゾート地、コンスタンツァへやって来た。
浜辺で寝っころがっている人々を見た族長は驚いてガイドに聞いた。
「いったいこれは何をしているんだ?」
「何をって? ビーチでのんびり寝ているだけですよ」
「何のために?」
「肌を焼くんですよ」
族長は不思議そうな顔をして、こう聞いた。
「ルーマニア人は生じゃ美味しくない?」

Constanța girl.jpg

まだまだマケドニアにアルバニアのジョークまで出てきます。
特にアルバニアは先日、「アルバニアインターナショナル」という本を読んで勉強しましたが、
本書の解説でも1990年まで鎖国政策をとり、国策として「ネズミ講」、
80年代後半までヨーロッパでTVのカラー放送がなかったのはアルバニアとルーマニアだけ・・。
そして現在でもこの地域で最も発展が遅れている国の一つとして、
「似た者同士」や、「最下位争いのライバル」として、笑い飛ばされているそうです。



もの悲しいアルバニア軍ジョークがいくつか紹介されていますが、
飛行機ネタを紹介してみましょう。

アルバニア初の国産飛行機がついに完成した。
国民は大いに喜んだが残念なことに、初フライトで墜落してしまった。
翌日の新聞はこの事件をこう報道した。
「アルバニア1号機、あえなく墜落。死者は100人を超える模様。
原因は石炭の不燃・・・・」

Albania Lips.jpg

この後、セルビア、クロアチア、ボスニア、コソヴォと旧ユーゴの紛争地ジョーク。
ジプシー(ロマ)、クルド人、北朝鮮、ミャンマー、カンボジア、モンゴル、中国などが登場します。
第2次大戦後に紛争地となったことがある国々のジョーク集ということですね。

それでもまぁ、なかなか良くできたジョーク集ですね。
「笑いのツボ」は個人それぞれですから、どれが最高などというつもりはありません。
古くはスターリン時代から、サダム・フセイン時代までの解説は勉強になりますし、
なによりもジョークで学ぶっていうのは、実に楽しめます。
シリーズの「世界の日本人ジョーク集」、「世界反米ジョーク集」も読んでみたくなりました。







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コメント 4

ハッポの父

ヴィトゲンシュタイン様こんにちは!

今日は休みなので昼間っから飲んで、目の前のワイングラスが2つに見えてきそうなおぢさんです。

さて、チェコのエロネタ、ワタクシは即笑ってしまいました。ただ、ワタクシの武器にはそんなに文字が書けません…虫眼鏡で見ながら書けば可能かも…
by ハッポの父 (2014-03-01 14:43) 

ヴィトゲンシュタイン

チェコのエロネタ、即笑いですか・・。さすがエリツィン並みですね。
そういうボクも「天気が悪いので」2時間前から呑んでます・・。
言い訳すると、アムステルダムをアルファベットで考えたり、チェコなのにアムステルダムとは・・?? とか、いろいろ考えてしまったんです。。
ボクの自称「ハチハチくん」も、所詮、自称なのでカタカナも厳しい感じですね。。

by ヴィトゲンシュタイン (2014-03-01 18:14) 

maurunamu1

こんにちは。チェコのエロネタ、ワタクシも即笑ってしまいました。

以前住んでた関西では「笑わなしゃアない」と困った時に使う言い草があります。ところが逆に「困った時でも笑える、笑おうとする」人間の逞しさを表しているのでしょう。
全体主義、共産主義から出たネタは、本質を鋭く突いていていいですね。

ところで、北朝鮮の日本語公式広報誌「朝鮮画報」にも、エロネタが出ていました。
「あるロシア人が北朝鮮で風邪を引いた。それは飲んだ朝鮮ニンジンが効きすぎたからだ」というもの。
とにかく北朝鮮を褒めちぎるはずの訪朝団員の手記に出ていたもので、東洋人でないのがミソですね。
by maurunamu1 (2015-12-14 22:01) 

ヴィトゲンシュタイン

ど~も、maurunamu1さん。
チェコのエロネタ・・、人気あるなぁ。。
そういえば本書にも北朝鮮ジョークがありましたが、どんなのだったかな? ちょっと再読。。

by ヴィトゲンシュタイン (2015-12-15 18:41) 

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