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ヒトラーの戦士たち -6人の将帥- [ナチ/ヒトラー]

ど~も。ヴィトゲンシュタインです。

グイド・クノップ著の「ヒトラーの戦士たち」を読破しました。

ロンメル、カイテル、マンシュタイン、パウルス、ウーデット、カナリスという
著名な将軍たちの生い立ちから、ヒトラーとの関わり、
ホロコーストに対する責任等を様々な証言から検証した一冊です。

ヒトラーの戦士たち.JPG

特に国防軍最高指令部長官のカイテル元帥、
スターリングラードで降伏したパウルス元帥、
空軍内の陰謀、策略に飲み込まれた末、拳銃自殺を遂げたウーデット上級大将の
3人についてはあまり詳細に記述された本がないため、なかなか勉強になりました。

ホロコーストを全て知る立場にありながら、なぜヒトラーのイエスマンとして
終戦までその職務をカイテルは全うしたのか?

Wilhelm Keitel.jpg

参謀として出世を果たし、師団すら率いたことのなかったパウルスを
第六軍司令官としたこと自体が決定的な人選ミスであり、
それ故にスターリングラードの悲劇が起こったのではないか?

paulus.jpg

第1次大戦でリヒトホーフェンと共に活躍し、その後、曲芸飛行、飛行機映画のスターと
生粋のパイロットであったウーデットを新生ルフトヴァッフェの顔として重職に登用したことが
混乱と、後のルフトヴァッフェの崩壊を招いたのではなかったのか?

Goering and Ernst Udet.jpg

それ以外の3人についてもホロコーストとヒトラー暗殺計画への関与について検証しています。
なお、ロンメルについては「砂漠のキツネ」、「狐の足跡」、「ロンメル戦記」など、
マンシュタインは「失われた勝利」と「回想の第三帝国」、
カナリス提督なら「ヒトラーとスパイ戦争」でより知ることができます。

ただ個人的には、いわゆる「ワルキューレ作戦」への関与(賛同)の有無で、軍人たちまでを
評価してしまおうとする最近の切り口には反対です(クノップ本に限ったことではありませんが・・)。
参加しなかった人物に対して「臆病者」、「卑怯者」呼ばわりするのはあまりに短絡的過ぎます。

たらればを語るのはあまり意味のあることではありませんが、
仮にヒトラー暗殺が成功していたとしても、その後はクーデター側の思い通りに行ったとは限りません。
ドイツ国民を含め、まだヒトラー信奉者が多かったことや
ナチ党首脳やSSの存在は、国防軍対武装SSという内戦へ発展した可能性もあり、
また、西側連合軍の和平交渉は成立したとしても、東部戦線が崩壊したら・・・。
クーデター側の体制の弱さも責任ある軍人たちを躊躇させたということも考えられるでしょう。

本国ではTVドキュメンタリーとして放映されており、日本でも「ヒットラーと将軍たち」の
タイトルでDVD化(ウーデット除く)されていて、こちらもなかなか楽しめます。。





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